スタダ部隊を「最速Lv.8土地攻略TOP5」から考える①|2位・知略編成はなぜ機能したのか
新シーズン開始直後のスタートダッシュ(通称スタダ)は、その後の勢力差に直結する重要な局面です。公式が公開した「最速でLv.8土地を占領した部隊編成TOP5」には、実際にスタダを最速で駆け抜けたプレイヤーの編成が並んでおり、スタダ部隊を考える上で最良の手本と言えます。
本連載では、このTOP5を順に分析し、スタダに効く編成の傾向を探ります。第1回の今回は2位の知略編成に注目。なぜセオリーから外れた編成でこれほどの速度が出せたのかを解き明かします。
最速Lv.8土地攻略部隊TOP5
| 順位 | 編成 | メイン属性の傾向 |
|---|---|---|
| 1位 | 長宗我部元親・前田慶次・お市 | 武勇×2+お市 |
| 2位 | 本多忠勝・本多正信・里見義堯 | 武勇+知略×2 |
| 3位 | 豊臣秀吉・福島正則・お市 | 知略+武勇+お市 |
| 4位 | 成田甲斐・福島正則・お市 | 武勇×2+お市 |
| 5位 | 山県昌景・お市・飯富虎昌 | 武勇×2+お市 |
スタダ編成のセオリー
スタダで土地攻略を早回しするには、兵損を抑えつつ短ターンで決着を付けることが求められます。そのため従来から次の条件が定石とされてきました。
- 武勇が高い武将をダメージ源に据える
- 準備ターンのない戦法を採用し、1ターン目からフル火力を出す
- 伝授戦法のレベリングが難しい序盤は、属性値と固有戦法がそのまま戦力に直結する
TOP5を見ると、1位・4位・5位は「武勇系武将×2+お市」と、このセオリー通りの編成です。
セオリーから外れる2位編成
一方、2位・3位は知略系武将が絡む編成で、セオリーから外れています。特に2位は、本多忠勝以外の2枠が知略メインという明確な変則編成です。知略編成でスタダを成立させる鍵がここにあると考え、深掘りしていきます。
2位編成の分析:本多忠勝・本多正信・里見義堯
編成と役割分担
| 武将 | コスト | 主属性 | 想定される役割 |
|---|---|---|---|
| 本多忠勝 | 7 | 武勇 | タンク兼ダメージ源 |
| 本多正信 | 5 | 知略 | 支援・継戦力 |
| 里見義堯 | 4 | 知略 | 安定火力 |
戦法の詳細は公開されていないため予測を含みますが、各武将の固有戦法と特性から役割を読み解くと、この編成がうまく噛み合う構造が見えてきます。
本多忠勝:タンク兼ダメージ源
本多正信は統率が低く(ねねの65%程度)兵損が気になる武将です。そこで本多忠勝に自立の志を持たせ、「通常攻撃を吸収するタンク」として機能させていたと考えられます。
さらに本多忠勝固有の古今独歩は受動戦法であり、吸収した通常攻撃をダメージに転換できます。守りながら削る、1枠で2役のキーマンです。
本多正信:指揮戦法で継戦力を支える
本多正信の固有非常の器は回復系の指揮戦法で、本来は長期戦志向です。「やられる前にやる」スタダの方針とは真逆にも見えますが、2位プレイヤーの凸・戦法水準を踏まえると、回復で崩されにくい盤面を作りつつ削り切るプランが十分成立します。
初期鯖で2番目にLv.8攻略を完了する水準のプレイヤーは、戦法も凸もそれなりに揃っていると考えられ、起用面の制約はほぼ無視できます。
里見義堯:コスト4で準備ターン無しの貴重枠
コスト4の名将は可児才蔵・諏訪姫・河田長親・朝倉義景・里見義堯の5名。このうち準備ターンなしの固有戦法を持つのは諏訪姫と里見義堯の2名のみで、さらに諏訪姫の諏訪の光はサポート戦法のため火力は出ません。
残る里見義堯の仁者の沈勇は発動率55%の突撃戦法。コスト4枠に求められる「初手から素直に殴れる安定火力」をきれいに満たす、ほぼ唯一の選択肢です。
特性の噛み合い
3武将の主兵種特性を見ると、
と、里見義堯の弓槍術Ⅱが他2枠の特性とそのまま重なります。兵種適性の面でも無駄がない構成です。
まとめ:2位編成が機能した3つの理由
セオリー(武勇×2+お市)から外れる2位編成がスタダを成立させた要因は、次の3点に整理できます。
- 「本多忠勝のタンク性能」:自立の志で被弾を引き受け、本多正信の兵損リスクを吸収
- 「安定したダメージソース」:受動の古今独歩と高発動率の仁者の沈勇で、準備ターンなしに火力を確保
- 「特性の噛み合い」:槍術Ⅱ・弓術Ⅱ・弓槍術Ⅱが綺麗に重なり、高レベルの足軽・弓を臨機応変に起用できる
知略系武将でもスタダを成立させられる好例と言えますが、タンク性能のある武将が安定したダメージソースも出せるという条件を満たせる編成は限られる点には注意が必要です。
次回予告
次回は3位部隊(豊臣秀吉・福島正則・お市)の編成を取り上げ、知略エース豊臣秀吉を軸にしたスタダ編成の成立条件を考察します。